『北越奇談』復刻版 全6巻/『神代秘史資料集成 天之巻』

片付けにて発掘の奇書2品。
↓橘崑崙(=橘茂世)の名著『北越奇談』1812年(文化9年)初刊時の体裁を模しての復刻本。野島出版1978年刊。

↓開くと6分冊になっており各巻に別綴じ活字版が付属。

↓第1巻の1ページ目。監修者 柳亭種彦の序文。左が活字版。

↓挿絵 葛飾北斎。江戸で刊行されたため彼ら豪華スタッフが起用可能だったらしい。

同じ野島出版による廉価で薄手の新書版(1978同時刊行)は手元に所持しており今も時々めくるが この復刻版をも入手していたのはなぜか失念。思い立って欲しくなったのだろうが 古書店検索すると13000〜25000円ぐらいなので おそらくヤフオク経由でより安く買ったものと思われる。なお新書版も同じ挿絵付き。
版元は三条市にあり郷土関連書出版社として知られるがこの復刻版『北越奇談』は既に同社サイトにもない模様。因みに桐箱とは行かず紙箱入り。

北越奇談 (1978年)

北越奇談 (1978年)



一方こちらは↓少々ボケたが『神代秘史資料集成 天之巻(古文書編)』。八幡書店1985年刊。

↓巻頭口絵写真中の神代文字竹内文書本文の一部らしい。

↓が本書自体はあくまで「資料集成」のため当然乍ら普通の漢字のみ。

↓こんな地図も。

入手しているのはこの『天之巻』のみだが他に『地之巻(関連著作編)』『人之巻(事件編)』が同時刊行。おそらくこの『天之巻』が古文書編とされているため 神代文字そのものが網羅されているのではと想像し欲しくなったものと思われる。が実際には神代文字は上のように↑口絵写真で僅かに瞥見される程度だったため落胆したに相違なし。
版元 八幡書店は先日の「超こわい田無」での朝松健氏の話の中にも出てきた武田崇元氏の出版社だが 奥付での発行者名義は旧名「武田洋一」となっている。同社サイトを見ると 本書を含む『神代秘史資料集成』全3巻はのちに1巻本『定本 竹内文献』に纏められさらに現在は『縮刷版 定本竹内文献』として在庫あり販売されている模様。旧書名での版はとくにこの『天之巻』が入手難なのか高値なので やはりヤフオク利用か。

縮刷版 定本 竹内文献

縮刷版 定本 竹内文献


























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