小淵沢案内

発掘 某八ケ岳パーティーへの案内。於小淵沢。



非常な大人数での小旅行(1泊)で作家陣では主催者 笠井潔氏始め 有栖川有栖氏 北村薫氏 我孫子武丸氏 法月綸太郎氏 喜国雅彦氏 東野圭吾氏 京極夏彦氏 貫井徳郎氏 麻耶雄嵩氏ら錚々たる顔ぶれがいたが 竹本健治氏 綾辻行人氏は不参加で残念。スピーチではとくに貫井氏が「東野さんは反本格かもしれないと危惧していたので来てくれて嬉しい」とコメントしていたのが記憶に。
この案内にはアイスクリームツアーやカラオケや野外パーティー等諸企画あるが 天候不順もあってか結局屋内(旅館)でうだうだ喋り合うのみに終始したように。ただ野外パーティーの代わりに笠井氏の仕事場(本宅とは別)に大挙押しかけBBQ等を。その際ベランダで桐野夏生氏(参加者ではないが近隣のため遊びに来ていた)と一緒に焼蕎麦を焼いたのは奇貨──尤も桐野氏にはどこの誰だかも全く認識されていなかったと思うが。また仕事場の屋根裏部屋では笠井氏のまだ幼い子息(翔氏)と初遭遇。翔氏とは後年長じてからある場でのカラオケで偶然臨席になった際に嘗てのことを話しかけてみたが無論定かならぬ様子。
桐野氏に限らず参加者全般にもほとんど存在を意識されていなかった(あるいは「何であいつがいるの?」と思われていた)に相違ないが それでも終生に1度あるか否かの貴重な思い出となったのはたしか。京極氏とはこののち今に至るまで毎年年賀状やりとりすることに(とは言え既に顔も憶えてはいないだろうが)。

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