牧眞司さん『NEWS本の雑誌』でブラックウッド『いにしえの魔術』を語る!

8/21火 牧眞司さんが『NEWS本の雑誌』【今週はこれを読め! SF編】でブラックウッド『いにしえの魔術』を採りあげてくださいました!
https://twitter.com/ShindyMonkey/status
http://www.webdoku.jp/newshz/maki/2018/08/21/103117.html
【あやかしに魅了される男という展開は、幻想小説の基本的な構図のひとつだが、ブラックウッド作品が特徴的なのは、男を引き寄せるのが土地そのものという点だ。ヴェジンとこの町は、彼の家系に関わる因果で結ばれている。そして、町そのものがひとつの生き物のように描写される。】
【「秘法伝授」ではアルプス山脈の谷間、「神の狼」ではカナダの原野、「獣の谷」ではスノウ川流域の森林地帯、「エジプトの奥底へ」ではエジプトと、舞台は作品ごとにさまざま。しかし、歴史の彼方からつづく超自然の躍動、あるいは異教の精髄が、その地を訪れた近代人を惹きつけていく展開は共通する。】
【主人公たちは結末で日常へと帰還したのちも圧倒的なイニシエーションの影響を免れることはない。ブラックウッドのアニミズム的想像力が横溢した作品集。】

いにしえの魔術 (ナイトランド叢書3-2)

いにしえの魔術 (ナイトランド叢書3-2)


因みに牧さんには創元SF文庫での近年一連のP・K・ディック本邦初訳作の解説を担当していただきました。
ありがとうございました!




























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