竹本健治 40周年&『涙香迷宮』記念トーク

1/26木 「竹本健治・作家生活40周年!『涙香迷宮』ミステリランキング制覇記念トーク」於Live Wire HIGH VOLTAGE CAFE
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年末年始にかけて3度目のLive Wire詣では 竹本健治喜国雅彦千街晶之氏 鼎談。盛況。「千街君には真面目に進行してもらい僕は巫山戯たことを言う役割」(=主旨)との喜国氏談にて始まる。前半は『匣の中の失楽』連載期から今日に至るまでの回顧。が竹本氏記憶曖昧多過ぎ 聞き役2氏も苦労?の様子。「『将棋殺人事件』何度読み返しても忘れこの人が犯人だったかと自分で驚くこと頻り」(=主旨)と爆笑誘い。休憩後後半『涙香迷宮』談義となり俄然盛り上がり。作中未解決の某謎 解った方挙手をとの問いかけに観覧席中1名 竹本氏に答えを耳打ちし見事「正解!」に会場驚愕。ネット上でも正解数名のみ(竹本氏談)の難問 出題者の判定により正解と知った唯一の人になったわけで幸運(あとで酔った勢いで尋ねたらゲーム制作に携わる方とのことでやはり思考回路優れているのかも)。作中フィーチャーされる黒岩涙香については読書の泰斗 千街 喜国 両氏は当然従前よりよく心得るもこと いろは歌との関わりは『涙香迷宮』で初めて知ること多かった由。とくに喜国氏いろは歌作りに関心寄せ 竹本氏より「逆さ読みの達人だから作れば巧いはず」のお墨付き(喜国氏 その場で逆さ読み即興披露 これまた会場驚き)。その他にも談論八方へ開花し最後に近刊予定書の告知〈ゲーム3部作〉再々々文庫化(講談社文庫 其々新作短篇追加)・『かくも水深き不在』新潮文庫化・第3短篇集『しあわせな死の桜』(講談社)。嘗てないゲラ攻勢とのことでまさに嬉しき悲鳴か。また前半か後半か失念したが喜国氏『狂い壁 狂い窓』最恐で大好きと告白 漫画化の話が原作者との間で急速にまとまった模様(但し主人公女の子に変わる可能性大?)。
終演後懇親会 こちらも過半居残りで盛会。個人的には野地嘉文氏(『幻影城 終刊号』編者)を千澤のり子さんより紹介していただいたり 都丸尚史氏(『涙香迷宮』編集者)に酔いの勢いで初挨拶したり等収穫多し。竹本氏夫人&ご子息とも話せて僥倖。次は今年の推理作家協会賞&本格ミステリ大賞に期待! (但し前者はもし成っても非会員につきお祝い出られないが)

涙香迷宮

涙香迷宮

涙香迷宮

涙香迷宮

しあわせな死の桜

しあわせな死の桜

囲碁殺人事件 (講談社文庫)

囲碁殺人事件 (講談社文庫)





























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