クトゥルフ同人詩『闇害報告』

発掘品 クトゥルフ同人詩『闇害報告』(豚蛇出版2004年刊)読。
https://twitter.com/pigserpent/status/894179542041993216

↓目次。

豚蛇@pigserpent氏より縁あって頂戴したもので 氏と面識を得る遥か以前のこと。現在 巻物『妖神乱舞』同人誌『玉石混淆』等で斯界席巻する豚蛇出版の初刊行物の由。敢えて「同人詩」としているのは字義どおり詩のみで構成されているためとおぼしく。上のツイート↑でも写真紹介されているが 中心となる中沢敦の作品は荘重な文語体詩を思わせつつ時にグロテスク至極に 時にそこはかとないユーモア含みに律動&躍動し読む者のクトゥルフ心を触発する。また比較的マイナーな邪神や 時として未訳作に登場する神性等さえ好んで援用するマニアックさも特徴の模様。

【(前略)…腫物(しゅもつ)のごとく蹲る/忘れられし神社(かみやしろ)/狭き鳥居をくぐりし刹那/脳裏に犇めく異形の言葉/
クヤジェン リバソス ヨグソトト/シアエガ オトゥイェグ キスタトリウム/其は忘れられし神祇の名…(後略)】「東国の社にて」より

他 長田豪和 西野紀之 の詩は其々七五調/口語調を採用し美的&清新。
奥付の印刷所の項に「ジュンク堂オンデマンドプリントコーナー」とあるのがニヤリと。

また同時に 英語による作品も頂いたが 当方の語力に難あり残念乍ら読解に至らず。ただ…
…そちらに付されていた写真はどうやら『闇害…』の表紙絵と関連あるらしく…


























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